小児歯科において歯みがきは大切ですが、歯みがきだけではお子様の虫歯は予防できません。
ブラッシング指導はもちろんのこと、当院の小児歯科では以下の治療に力を入れています。
乳歯から永久歯への生え変わり対策
乳歯から永久歯への生え変わりは、子どもの口腔健康にとって非常に重要です。子どもの成長が早い時期に、虫歯をなくし、大人になっても健康でキレイな歯でいられるように、乳歯から永久歯への生え変わりのタイミングや取り組みを知り、定期健診で早期発見・早期治療を行いましょう。
生え変わりのタイミングを知る
歯の生え変わりのタイミングは一般的に以下のようになります。 ※下記のタイミングは一般的な目安であり、個人差があることに注意してください。
乳歯の生え変わり
生後6ヶ月頃から下の歯前歯から萌出を開始します。
1〜1歳半で奥歯の萌出が開始します。
2歳半~3歳:乳歯が奥歯まで20本萌出完了します。
永久歯の生え変わり
一般的に6歳頃から12歳頃にかけて乳歯から永久歯に生え変わります。
この時期に歯並びが決まるので、とても大切な時期です。
定期健診で早期発見・早期治療を行いましょう。
むし歯ゼロを目指す子どもの歯科治療
生え変わりの時期は乳歯と永久歯という大きさが違う歯が混在するため歯磨きが難しく、虫歯になりやすいです。その時期にしっかりと歯を虫歯から守りましょう。ここでは、虫歯予防法「シーラント」や「フッ素塗布」について説明します。
シーラント
- 奥歯のかみ合わせの面は細くて深い溝がある為、歯ブラシの毛先が入りづらく、虫歯ができやすい状態になっています。
この奥歯の溝を白い樹脂で埋めてしまうのがシーラントです。
虫歯の予防率は80%以上といわれています。
フッ素塗布
- フッ素が歯に取り込まれると表面が硬い結晶となり、虫歯の原因となる酸に対しての抵抗力が強くなります。
また、歯のエナメル質の周りにフッ素があると、虫歯菌の出す酸のために溶け出したカルシウムやリン酸が再び歯に定着する働きが促進されます。
開始の目安としては、うがいができる年齢(2才半ぐらいから)です。
萌出直後(歯が生えてきた直後)にフッ素を使うことで効果は増大します。
小児歯科の料金目安
以下は新井歯科の小児歯科の料金目安です。
1期治療:診断料3万円、矯正料40万円、装置一つにつき1万円(平均3〜4使用)
再診料金は1回500円〜4000円
小児の歯並び矯正について
顎の骨の成長が始まる段階から、歯の配置について考慮し、小児矯正によって歯並びを調整し、キレイな歯並びを実現します。
咬み合わせを整え、正しい顎の形を作る
顎の成長過程で咬み合わせが安定しない段階では、力のかかり方に注意し、幼少期から日常の習慣を修正し、適切な小児矯正をおすすめします。
くせを治し、歯の生え方を正す
指しゃぶりやうつぶせ寝などの習慣が、歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。これらの習慣による歯と顎、顔の力のかかり方を考えて、自然な歯並びへ導きます。
正しい骨格、筋肉の機能を促進する
口腔の機能全体を診断し、歯にかかる力を正します。口呼吸を正し、舌の位置を矯正し、唇などに力をかけずに正しい骨格、筋肉の発育を促します。
子供の歯並び相談
歯並びは遺伝だけが原因ではなく、子供の時から育成することが大事です。
不安のある方は、いつでもご相談ください。
→小児咬合育成についてはこちらをご覧ください。